映画DVD、『ザ・スピリット』はクールな芸術
投稿者 BOOTS MAN | ラベル: レビュー, 映画, 趣味 | Posted On 2011/10/30 at 22:17
映画DVD『ザ・スピリット』を観ました。
おそらくこの映画は好きになる人と、全く受け付けない人とに二分されるんじゃないかと思います。
受け付けない人の中には最後まで観ないという方もいるかもしれません。
それだけこの映画は癖のある作品だと言えると思います。
普通、アメコミのヒーロー映画は、『スーパーマン』、『バットマン』、『スパイダーマン』といった作品に代表されるような、子供から大人まで楽しめるエンターテイメントに仕上がってるのが多いのですが、どうやらこの『ザ・スピリット』の制作陣が目指した方向はそれらのものとは全く違う世界のようです。
かと言って、極端なバイオレンスやエロティックな表現が多いわけでもなく、むしろコミカルなシーンが随所に盛り込まれています。
まぁ、子供には理解できないようなブラックジョーク的なものばかりなのですが。
ストーリーは、一度命を落とした元警官が、超人的な回復力を見に付けて蘇り、悪玉オクトパスと戦う。そこに昔の恋人が謎の存在として絡んできて・・・、というよくありがちな展開です。
しかし、この映画に複雑なストーリー性必要ありません。特筆すべきは全編で楽しませてくれる映像美。
全体をモノクロに近いぐらい色調を抑えて、強調すべきアイテムだけ強烈な色が加えられています。
例えばヒーローのネクタイの赤。特典映像に収録された監督のインタビューでは、この赤は主人公の怒りを表現したものだそうです。
そのほか、背景が真っ赤に塗りつぶされたり、恋人との思い出を回想するシーンでは画面全体が黄金色で染められたりしています。
まるでベクターアートがアニメーションで動いているような、そんな独自の芸術性がこの作品の価値ではないかと思います。
本編のどこをキャプチャーしてもクールなポスターが作れそうな映像が満載なのです。
この映画のスタッフで日本の『デビルマン』や『キャシャーン』をリメイクしたら、きっと凄い作品になるだろうなと勝手にプロデューサー気分に浸っております(笑)
監督は『300スリーハンドレッド』の原作・総指揮、『シン・シティ』も手掛けたフランク・ミラー。
この映像のDNAは例外なくこの監督の作品で繋がっているのがよく分かりますね。
記事の冒頭で、この作品は好きになる人と、全く受け付けない人とに二分されると書きましたが、私は前者です。
全ての方にこの作品をお勧めできないというのが本音ですが、映画ではなくバイオレンスアクションをテーマにしたアートを観るという感覚で試してみてはどうでしょうか?
おそらくこの映画は好きになる人と、全く受け付けない人とに二分されるんじゃないかと思います。
受け付けない人の中には最後まで観ないという方もいるかもしれません。
それだけこの映画は癖のある作品だと言えると思います。
普通、アメコミのヒーロー映画は、『スーパーマン』、『バットマン』、『スパイダーマン』といった作品に代表されるような、子供から大人まで楽しめるエンターテイメントに仕上がってるのが多いのですが、どうやらこの『ザ・スピリット』の制作陣が目指した方向はそれらのものとは全く違う世界のようです。
かと言って、極端なバイオレンスやエロティックな表現が多いわけでもなく、むしろコミカルなシーンが随所に盛り込まれています。
まぁ、子供には理解できないようなブラックジョーク的なものばかりなのですが。
ストーリーは、一度命を落とした元警官が、超人的な回復力を見に付けて蘇り、悪玉オクトパスと戦う。そこに昔の恋人が謎の存在として絡んできて・・・、というよくありがちな展開です。
しかし、この映画に複雑なストーリー性必要ありません。特筆すべきは全編で楽しませてくれる映像美。
全体をモノクロに近いぐらい色調を抑えて、強調すべきアイテムだけ強烈な色が加えられています。
例えばヒーローのネクタイの赤。特典映像に収録された監督のインタビューでは、この赤は主人公の怒りを表現したものだそうです。
そのほか、背景が真っ赤に塗りつぶされたり、恋人との思い出を回想するシーンでは画面全体が黄金色で染められたりしています。
まるでベクターアートがアニメーションで動いているような、そんな独自の芸術性がこの作品の価値ではないかと思います。
本編のどこをキャプチャーしてもクールなポスターが作れそうな映像が満載なのです。
この映画のスタッフで日本の『デビルマン』や『キャシャーン』をリメイクしたら、きっと凄い作品になるだろうなと勝手にプロデューサー気分に浸っております(笑)
監督は『300スリーハンドレッド』の原作・総指揮、『シン・シティ』も手掛けたフランク・ミラー。
この映像のDNAは例外なくこの監督の作品で繋がっているのがよく分かりますね。
記事の冒頭で、この作品は好きになる人と、全く受け付けない人とに二分されると書きましたが、私は前者です。
全ての方にこの作品をお勧めできないというのが本音ですが、映画ではなくバイオレンスアクションをテーマにしたアートを観るという感覚で試してみてはどうでしょうか?
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