ワークブーツメーカーの代表格、レッドウイング(Red Wing)まとめ
投稿者 BOOTS MAN | ラベル: ファッション, 革, 靴 | Posted On 2011/10/21 at 21:52
ワークブーツが好きな方でレッドウイング(Red Wing)というブーツメーカーを知らない方はいないと思います。赤い羽根のマークが目印のあのメーカーですね。最早アメカジの王道といっても過言ではないブーツを世界中にどんどん送り出しています。
レッドウイングの歴史は、1905年、アメリカミネソタ州のレッドウイングという街で『Red Wing Shoe Company』と称された小さな工場の設立から始まりました。
比較的安価に抑えられた価格設定と目的の用途に合わせた独創的なブーツの設計が人気を呼んで、世界を代表するブーツメーカーに成長したというわけです。
レッドウイング製品で人気に拍車をかけることになった要素のひとつに“トラクショントレッドソール”と呼ばれる素材があります。
このソールは従来のブーツの底に使用されていたものと比較して大変軽量で、尚且つ足音が立ちにくいことから狩りを行う時に最適とされました。
初めてこれが使われたのは1952に製造された『アイリッシュセッター』と呼ばれるハンティングブーツで、それから以降、現在製造されている他のレッドウイングのモデルにもこのトラクショントレッドソールを採用したものが主流となっています。
次に、レッドウイングブーツのカテゴリー別名称とその特徴について書いていきたいと思います。
尚、同じカテゴリーでも更に何種類かの細かいモデルが存在するので、商品画像で紹介したものが全てではないことを認識しておいてください。
全てのモデルの画像を見てみたいという方は、カテゴリー名の横にモデルナンバーを入れておきますので、Googleの画像検索などを使って探してみてください。
【アイリッシュセッター】877,875,8875
そもそもはハンティング用のブーツとして創られたモデル。
このモデルに使用されている赤茶色のなめし革が履き込んでいるうちに犬のアイリッシュセッターの毛の感じに似ていることからそう呼ばれるようになりました。
他のブーツメーカーもこの形状を真似た商品が多く、それだけ人気の高いモデルであることの証明ということが言えます。
先にも書きましたがトラクショントレッドソールを初めて採用したモデルがこのアイリッシュセッターです。
【ベックマン】9010,9011,9013,9014,9015,
9016
レッドウイングの創始者である“チャールズ・ベックマン”の名前を製品名に反映したモデルです。
艶のある革を使っているため、見た目はとてもドレッシーな印象があります。
つま先の形状はプレーントゥとモカシントゥがあり、靴底はラグソールが採用されています。
色もシガー、ブラック、ブラックチェリー、チェスナットの4種類の設定があります。画像はシガーのプレーントゥモデルになります。
【クラッシックワーク】
875,877,1903,1907,8173,
8175,8176,8179,8875,8134,8165,8166,8167,9111
これも元はハンティングブーツとして開発されましたが、その履き心地の軽快さと丈夫さからワークブーツとして定着したモデルです。
つま先は画像のモカシンとラウンドトゥの2タイプが存在して、モカシントゥはハンティング用、ラウンドトゥは農作業用を目的として作られています。
ソールは例外のモデルもありますが、クラッシックワークのほとんどにはトラクショントレッドソールが採用されています。
【ラインマン】2906,2907,2913,2933,2934
ラインマンとは電線工の意味で、不安定な場所でも安全に作業ができるよう足元のフィット感を重視して開発されたモデルです。
このブーツの特徴でもある、つま先近くまで施されているシューレース(靴紐を通す部分)がそのフィット感の秘密。
同じラインマンのカテゴリーでも形状の全く違うモデルもあり、そのモデルによってトラクショントレッドソールとビブラムラグソールの使い分けがされています。
【アイアンレンジ】8111,8112,8113,8114
鉱山で働く労働者のために開発されたモデルです。
つま先を二重構造の革で覆っていることと、靴底にニトリルコルクソールを採用しているのが最大の特徴。
つま先の二重構造はスチールトゥが開発されるまで採用されていた足の指を保護するための技術とのことです。
画像はアッパーにスウェードを使った“ホーソーン”というタイプですが、まだ他に3種類のタイプが存在します。
【ペコス】8155,8156,8159,8168,8169,
8188,8189,8866
牧場や農場で働く人のために開発されたモデル。
家畜や農具を引く際に大地に踏ん張りが効くように、ヒール部分が低めに作られています。
画像を見てお分かりいただける通りシューレースのない長靴のような造りが特徴です。
ウエスタンブーツが好みだけど、あの派手さに少し抵抗があるという方は、このペコスを候補に挙げてみてはどうでしょう。
ウエスタンブーツより優しげな印象だし、実用的だと思われます。
【エンジニア】2268,2269,2970,2972,2976,
8268,8258,8265,8267
機関士や鉄道マンが使用する目的で開発されたモデルです。
二箇所をバックルで固定できるように作られているのが最大の特徴。
また、つま先を保護するためスチールトゥを採用しているのもエンジニアならではの個性。日本的に言うと安全靴ですが、そう呼んでしまいたくないほどスタイリッシュです。
ツーリング用として愛用しているバイカーも多いですよね。
【ロガー】2218,8211
ロガー(木こり)のために開発されたモデル。
編み上げのロングブーツでビブラムソールを採用しています。
アーミーブーツと似たイメージがあるので、デニムよりアーミーパンツやカーゴパンツと相性が良いのではと思います。
つま先はエンジニア同様の肉厚のスチールトゥ、ヒールは比較的高めに設計されています。
レッドウイングのブーツで他の人とモデルが被るのがイヤという個性重視の方にはうってつけかも。
以上。
ここに出て来なかった“ワバシャ”と“ランバージャック”は私の好みの問題で省略させていただきました。勝手ですみません。
あと、レッドウイングブーツのサイズ選びについてですが、いろいろ購入者のレビューの統計を見ると、ぴったりのスニーカーサイズから5mmか10mm小さいサイズを選ぶのが基準になろうかと思います。
ただし、靴のサイズの場合、足幅や厚みに個人差があるので断言はできません。あくまで統計上でということをご理解ください。
また、レッドウイングの特徴としてインソールのコルクが履き込んでいくうちに圧力で沈んで、足の形に馴染んでくるので、新品の状態で少々きつく感じても、かかとから指先のサイズまでを重視して選んだ方が無難だと思います。はっきり言ってブカブカのブーツほど歩きにくいものはありませんから。
長々と書いてしまいましたが、以上、レッドウイングブーツまとめでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
男のファッションアイテムランキング
レッドウイングの歴史は、1905年、アメリカミネソタ州のレッドウイングという街で『Red Wing Shoe Company』と称された小さな工場の設立から始まりました。
比較的安価に抑えられた価格設定と目的の用途に合わせた独創的なブーツの設計が人気を呼んで、世界を代表するブーツメーカーに成長したというわけです。
レッドウイング製品で人気に拍車をかけることになった要素のひとつに“トラクショントレッドソール”と呼ばれる素材があります。
このソールは従来のブーツの底に使用されていたものと比較して大変軽量で、尚且つ足音が立ちにくいことから狩りを行う時に最適とされました。
初めてこれが使われたのは1952に製造された『アイリッシュセッター』と呼ばれるハンティングブーツで、それから以降、現在製造されている他のレッドウイングのモデルにもこのトラクショントレッドソールを採用したものが主流となっています。
次に、レッドウイングブーツのカテゴリー別名称とその特徴について書いていきたいと思います。
尚、同じカテゴリーでも更に何種類かの細かいモデルが存在するので、商品画像で紹介したものが全てではないことを認識しておいてください。
全てのモデルの画像を見てみたいという方は、カテゴリー名の横にモデルナンバーを入れておきますので、Googleの画像検索などを使って探してみてください。
【アイリッシュセッター】877,875,8875
そもそもはハンティング用のブーツとして創られたモデル。
このモデルに使用されている赤茶色のなめし革が履き込んでいるうちに犬のアイリッシュセッターの毛の感じに似ていることからそう呼ばれるようになりました。
他のブーツメーカーもこの形状を真似た商品が多く、それだけ人気の高いモデルであることの証明ということが言えます。
先にも書きましたがトラクショントレッドソールを初めて採用したモデルがこのアイリッシュセッターです。
【ベックマン】9010,9011,9013,9014,9015,
9016
レッドウイングの創始者である“チャールズ・ベックマン”の名前を製品名に反映したモデルです。
艶のある革を使っているため、見た目はとてもドレッシーな印象があります。
つま先の形状はプレーントゥとモカシントゥがあり、靴底はラグソールが採用されています。
色もシガー、ブラック、ブラックチェリー、チェスナットの4種類の設定があります。画像はシガーのプレーントゥモデルになります。
【クラッシックワーク】
875,877,1903,1907,8173,
8175,8176,8179,8875,8134,8165,8166,8167,9111
これも元はハンティングブーツとして開発されましたが、その履き心地の軽快さと丈夫さからワークブーツとして定着したモデルです。
つま先は画像のモカシンとラウンドトゥの2タイプが存在して、モカシントゥはハンティング用、ラウンドトゥは農作業用を目的として作られています。
ソールは例外のモデルもありますが、クラッシックワークのほとんどにはトラクショントレッドソールが採用されています。
【ラインマン】2906,2907,2913,2933,2934
ラインマンとは電線工の意味で、不安定な場所でも安全に作業ができるよう足元のフィット感を重視して開発されたモデルです。
このブーツの特徴でもある、つま先近くまで施されているシューレース(靴紐を通す部分)がそのフィット感の秘密。
同じラインマンのカテゴリーでも形状の全く違うモデルもあり、そのモデルによってトラクショントレッドソールとビブラムラグソールの使い分けがされています。
【アイアンレンジ】8111,8112,8113,8114
鉱山で働く労働者のために開発されたモデルです。
つま先を二重構造の革で覆っていることと、靴底にニトリルコルクソールを採用しているのが最大の特徴。
つま先の二重構造はスチールトゥが開発されるまで採用されていた足の指を保護するための技術とのことです。
画像はアッパーにスウェードを使った“ホーソーン”というタイプですが、まだ他に3種類のタイプが存在します。
【ペコス】8155,8156,8159,8168,8169,
8188,8189,8866
牧場や農場で働く人のために開発されたモデル。
家畜や農具を引く際に大地に踏ん張りが効くように、ヒール部分が低めに作られています。
画像を見てお分かりいただける通りシューレースのない長靴のような造りが特徴です。
ウエスタンブーツが好みだけど、あの派手さに少し抵抗があるという方は、このペコスを候補に挙げてみてはどうでしょう。
ウエスタンブーツより優しげな印象だし、実用的だと思われます。
【エンジニア】2268,2269,2970,2972,2976,
8268,8258,8265,8267
機関士や鉄道マンが使用する目的で開発されたモデルです。
二箇所をバックルで固定できるように作られているのが最大の特徴。
また、つま先を保護するためスチールトゥを採用しているのもエンジニアならではの個性。日本的に言うと安全靴ですが、そう呼んでしまいたくないほどスタイリッシュです。
ツーリング用として愛用しているバイカーも多いですよね。
【ロガー】2218,8211
ロガー(木こり)のために開発されたモデル。
編み上げのロングブーツでビブラムソールを採用しています。
アーミーブーツと似たイメージがあるので、デニムよりアーミーパンツやカーゴパンツと相性が良いのではと思います。
つま先はエンジニア同様の肉厚のスチールトゥ、ヒールは比較的高めに設計されています。
レッドウイングのブーツで他の人とモデルが被るのがイヤという個性重視の方にはうってつけかも。
以上。
ここに出て来なかった“ワバシャ”と“ランバージャック”は私の好みの問題で省略させていただきました。勝手ですみません。
あと、レッドウイングブーツのサイズ選びについてですが、いろいろ購入者のレビューの統計を見ると、ぴったりのスニーカーサイズから5mmか10mm小さいサイズを選ぶのが基準になろうかと思います。
ただし、靴のサイズの場合、足幅や厚みに個人差があるので断言はできません。あくまで統計上でということをご理解ください。
また、レッドウイングの特徴としてインソールのコルクが履き込んでいくうちに圧力で沈んで、足の形に馴染んでくるので、新品の状態で少々きつく感じても、かかとから指先のサイズまでを重視して選んだ方が無難だと思います。はっきり言ってブカブカのブーツほど歩きにくいものはありませんから。
長々と書いてしまいましたが、以上、レッドウイングブーツまとめでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
男のファッションアイテムランキング
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